ほぼ優勝が潰えた痛恨の敗戦
痛かった。17時にキックオフし、マリノスの試合前には清水との試合を1ー0で勝利し、7連勝を飾った川崎フロンターレ。奇跡の逆転優勝を目指すには負けられない一戦となった本日、結果は前半の2失点が大きく響いて1-2で敗戦。
確かにセレッソのプレスは強度があり苦しめられたが、2失点は不運な形の2失点だった。先日のコンサドーレ札幌の菅大輝選手に続いてラッキーゴールと語った乾貴士選手。ペナルティエリア内でのシュートはなんて事のないシュートだったがマリノスの選手のブロックにより軌道が変わり、ゴールに吸い込まれていった。
そして2失点目もセレッソ 藤田選手の縦パスを松田力選手が抜け出し、GKとの1対1の際に並走していた加藤陸次樹選手にパスして難なく2点目。確かに崩されたシーンであったが、加藤陸次樹選手へのパスはオフサイドでは?という疑問も残った。Twitterではオフサイドラインが引かれた画像がたくさんあったが、家本主審のツイートを引用。
誤解を生む切り抜き写真が横行してますが、蹴った瞬間とラインを引く位置が間違ったものばかりです。
— いえぽん@プロサッカー審判 (@referee_iemoto) 2021年10月25日
それと日本ではオフサイドチェックが「3Dライン」ではないので、空中にある体部分が「微妙に」出ているように見えたとしても「疑わしきは罰せず」で、現場の判断をフォローする決まりになってます。 https://t.co/3N3FHUsTyX
そして前半終了間際に實藤選手のヘディングで1点返し、後半怒涛の攻撃虚しく敗戦。
鬼門突破ならず
今シーズンホーム戦でオナイウ阿道のゴールで約10年ぶりにセレッソから勝利を手にした我がマリノス。その調子でアウェイも!!と思ったが現実は甘くなかった。微妙に噛み合わないパスなどどこか前半はマリノスらしくない試合展開が続いた。後半は修正が効いて怒涛の攻めを見せたが、どこをどう修正して、それによってなぜ改善したかの戦術的解説はよく分からないので割愛。
川崎フロンターレさん、優勝おめでとうございます。
もちろん数字上マリノス の逆転優勝は不可能ではない。しかし、残り5戦で勝ち点差12。もうこれは火を見るより明らかだ。おれが吉沢亮とのイケメン対決で勝負するよりも結果は明らかだ。これでも優勝できると豪語するのはあまりにも楽観的過ぎる。5000円しか持たずジャイアント白田に回転寿司を奢るから好きに食べていいよと言ってるようなものだ。
あと、今日の2失点目のオフサイド問題。これは仕方ない。VARでチェックされているのだから、間違いの可能性は低いだろう。それに仮にオフサイドだったとしてもそれほど微妙な間違いであれば、もはやそれはサッカーにひとつとして捉えても良かろう!それに問題はあの状況を作り始めたこちら側にあると思われる。
残り5試合に向けて
とりあえずもう優勝はほぼ無くなってしまったが、来年の編成に向けて2位を死守し、早めにオフを動き出せるようにしたいところ。3位とは残り5試合で勝ち点11差。とんでもない失速を起こさない限りは安泰な差ではあるが、気を引き締めなければならない。
偉大なるアンジェ・ポステコグルー監督の後釜でシーズン途中で引き継ぎ、結果を出すことはとても難しいことだと思うし、少しずつマスカット色を出していくのは当然の流れだろう。
確かに8月の連勝期からすると失速しているが、チアゴの離脱、畠中の長期離脱、今回もマルコスと天野の不在と不幸が重なった部分もある。Twitterではマスカット監督への懐疑的な目を向けている人もいるが、批判的な人は今シーズンの結果が良くとも「ポステコグルーの遺産のおかげ」失速すれば「遺産の食い潰し」となんでも言える。
そして何より川崎フロンターレの異次元の強さがおかしい。ここが全ての元凶。
川崎がいない順位表だとしても「マリノス強過ぎだろ」となってもおかしくないくらい3位を突き放しているのに、それをも12差つけて首位を直走っている川崎がおかしいのである!
とはいえ、個人的には2位を死守し、来年が真価が問われるシーズンへ期待し、来年の実りに向けて、マスカットの旬はまだまだこれからと信じたい!!来年今シーズンの残り5試合を頑張って走り抜け!マリノス!