山羊と狐と海岸で

主に雑記、サッカー(jリーグ、マリノス、代表)、音楽、テレビ、旅行などその他趣味に関してです。

よつばと! 15巻 備忘録

約3年振りの新刊

2018年の14巻以来、約3年振りで「よつばと!」の最新刊がKADOKAWAから2月に販売された。我らが元サッカー日本代表 長谷部誠選手も愛読している「よつばと!」。 「心を整える」ためには必須なのだろう(適当)。

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2月に発売されたのだが、3年振りなのもあって完全に忘れてて、今更になって購入。覚えてない訳では無いけれども、実家からも「よつばと!」を全巻持ち帰って、思い返しながら最新巻に手を伸ばした。

相変わらずのエモーショナル感。ページをめくる手が進まないでくれ!終わらないでくれ!と感傷的な気持ちになりながらも、どんどん進んでいくページ。もう最高だった。

ちなみに「よつばと!」を知らない方のために大体のあらすじとして、Wikipediaを引用。

夏休みの前日、とある町に強烈に元気な女の子よつばと、とーちゃんの親子が引っ越してきた。遠い海の向こうの島から来たらしい不思議な女の子を、はじめて体験する出来事が毎日たくさん待っている。その日から始まる、よつばに振り回される周りの人達との日常を描いたハートフル?コメディ

ちょっと変わった5歳の女の子よつばが、日常の中で体験する様々な「初めて」や「感動」を描く。

よつばと! - Wikipedia

 

後者の日常の中で体験する様々な「初めて」や「感動」が肝で、そこに過去の自分を投影させてしまったり、身近に小さい子がいる場合はよつばの話とリンクしたりと、「よつばと!」内でのリアリティーある話や言動、環境と自分がリンクすることが多いことでエモーショナルだったりノスタルジックな気持ちが湧き溢れてくる。 

ちなみにタイトルの「よつばと!」は各回のタイトルが「よつばと〜〜」という単語のつながりとなっているのに由来する。なので海外では「Yotsuba &!」となっている。

例に漏れず今回もしっかりと「よつばと」最新刊にやられてしまったので、この気持ちが忘れないうちに備忘録へ。

 

終わりが見えてくる切なさ

一般的な漫画やアニメは1日1日月日が流れて歳を取るという考え方は多くない。のび太くんはいつまで経っても5年生だし、クレヨンしんちゃんもいつまでも幼稚園児、あたしンチのお母さんもいつまで経っても半魚人だ。それとは違い、「よつばと」内では確実に月日がながれていて、基本的には1話1日で進んでいく。初夏の7月から始まって15巻経つと季節は冬、15巻では12月と会話の中から示されている。

なのでよつばも5ヶ月の間にたくさんの成長が見れる。大人にとっての5ヶ月など矢のようなスピードで過ぎていくが、子供にとっての5ヶ月は激動の5ヶ月なのだろう。従妹の子供たちにも1ヶ月ぶりに会うだけで成長してるなぁと思うのに対して、大人なんて半年振りにあった場合でも「こいつ老化してんな」と思うことがあるのが違う意味で恐ろしいというのに。

なので漫画の中で明確に月日が進んでいるとなると、(幼稚園でいう年長さんにあたる)四葉は来年小学生へと変化を遂げる時期がやってくる。よつばとが好きな人からすると察するのは

小学生になる直前、季節は春になる時に最終回を迎えるのであろうということ。

今回その事実を読者が如実に突きつけられる回があった。それが104話「よつばとランドセル」だ。よつばが来年の小学校に向けてとーちゃんとお隣の高校生の風香とランドセルを買いに行く回なのだが、楽しく漫画を読んでいた際に唐突に「終わり」を現実に見せつけられる。ランドセルを使うことになる春、4月まであと数ヶ月しかなく、最終回までのカウントダウンが始まったかのような錯覚に陥る。

と、同時に、「あのよつばがもう小学生か。大きくなったなぁ」と友達の子供をずっと見続けた感覚にもなって、終わりが近づいてきた悲しみと成長した子供を見る感慨深さを同時に味わうことができる恐ろしい回になっていた。

誰も嫌な登場人物が出てこず、ただただ優しい世界で、愛情をたっぷり受けて育っていくよつばを見れる子の作品が終わってしまうなんて信じたくないが、その時間は刻々と近づいてきている。7月から12月初旬までが15巻で繰り広げられたと考えると、残り3〜4ヶ月と考えた時にあと10巻くらい出るペースだ。

しかも14巻から15巻が出るまでに3年間の空白があった。ちなみ「よつばと!」第1巻がでたのは2003年、今回の最新刊との差は18年。2010年代になってからは2010年に10巻が販売されてから今回の15巻まで6冊でて平均販売ペースは約2年に1冊、13巻からは3年に1冊となっている。

そう考えた時にあと10巻出ると仮定した場合、最近の販売ペースに当てはまると完結まで少なくともあと30年。もっとペースが落ちればもっとかかる計算だ。サクラダファミリアか。

自分自身に当てはめるとほぼ還暦だ。その頃には孫を見る感覚に陥っている可能性が高い。というより可能性的に自分の孫がいてもおかしくない年齢。

もっというと尿酸値で云々言っている大病患って自分は死んでる可能性もある。その前にそもそも作者の方が危ない。

「よつばと!」の終わりが見える悲しさもあるが、計算してみると急にまず自分自身がどうにか生きねば。赤いちゃんちゃんこを着ながら完結を見れるのが楽しみだ。

 

最後に

相変わらずのエモーショナル&ノスタルジックを全開に味あわせてくれた「よつばと!」。ランドセルの回の他にも「石」や「絵の具」「こたつ」「バナナジュース」とよつばの「初めて」がたくさんあり、その「感動」にこちらは共感や懐かしさを覚える。自分自身も幼少期や低学年の時に綺麗な石に魅了されたことや掘りごたつでのことを思い出した。

「よつばと!」の魅力はその辺に溢れている日常がテーマになっているので、誰しもが共通、共感し得る普遍的な内容が多いからだろう。それと周りの大人たちやその家族。中盤で書いたように嫌な人が1人もでてこない漫画なので、大人たちへの憧れや安心感がもう一つの魅力なのだろう。

大好きなこの作品。ただ次回がまた3年と思うと流石に長い。人のこと言えないがもうちょっと働け!!!せめて2年に1冊はお願いいたします!!!

以上!