山羊と狐と海岸で

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ドラマ「おいハンサム!!」備忘録

今クールの最高作

今クールのドラマは「おいハンサム!!」しか見ていなかった。菅田将暉の「ミステリという勿れ」だったりといくつか話題作があったが、今回の「おいハンサム!!」は完全にノーマークだった。見始めた目的は前クールのドラマの中でトップクラスの評判だった吉高由里子主演の「最愛」のキャストの中で刑事役だった佐久間由衣が綺麗だったので、その佐久間由衣がメインどころで出るならばと思ってだった。

ただこれが予想以上の面白さ。吉田鋼太郎の良さ全開。

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物語の大まかなあらすじとしては頑固で融通効かない父親(吉田鋼太郎)、不思議な雰囲気の母親(MEGUMI)の3人の子供たち由香(木南晴夏)里香(佐久間由衣)美香(武田玲奈)が話の中心。里香は結婚しているが、この3人の娘が全員男を見る目がない。長女の由香は男を見る目がないので定期的に変えているし、真ん中の里香は旦那が浮気をしているし、三女の美香の彼氏はネジが飛んじゃっている漫画家志望の彼氏と全員揃いも揃って1癖2癖の問題を抱えている。

そんな3人の娘を幸せの方向に向かわせるために父親(吉田鋼太郎)が奮闘するハードフルコメディドラマが「おいハンサム!!」なのである。

コメディの質で言うとシュール系。シュールな笑いが好きな人は絶対見るべき。シュールすぎなくて見てる側が置いてきぼりならない加減がとてもちょうどよかった。ただ母親役のMEGUMIはめちゃくちゃシュール。「時効警察」に通ずるシュール具合。theお笑いみたいなツッコミとかもなくて、日常生活にあるちょっとしたことに対しての突っ込みがとても良い。一番好きだったのは三女の美香の格好に対して父親である吉田鋼太郎が「なんだ!その格好!お前、今ラマみたいだぞ!!」と諭すシーン。

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三女の格好のラマ。

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タイトルの「おいハンサム!!」とは1話の最後に父親の吉田鋼太郎が3人の子供たちに対してハンサムに熱く語りかけるシーンがあって、その語りに対して3人の子供たちが「何言ってんの、ハンサムな顔して(=カッコつけて)」と返すのが定番の流れとなっており。それがタイトルに反映されている。

しかし、ただのコメディという勿れ。毎回最後にハンサムに語りかける吉田鋼太郎の語りはよく分からないけどなんか良いこと言っている風に聞こえるけど、冷静に考えればやっぱり何言ってんだコイツ、と思うが最後はなんか感動する。

 

吉田鋼太郎の魅力について

吉田鋼太郎といえば「おっさんずラブ」だったり、歴代最高に好きなドラマである「ゆとりですがなにか」で出演していたりしたが、個人的なイメージでマツコデラックス、吉田羊と並んで三大・いつの間にか当たり前の様にメインどころでテレビに出てる芸能人の1人だ。

そんな吉田鋼太郎、「ゆとりですがなにか」でもそうだったようにコメディチックな作品との相性がすごい良い。今作もめちゃくちゃ当たり役だった。あの深いんだか浅いんだか、信頼できるんだか胡散臭いだがのバランスが絶妙。

そのお陰かなのか?物語の緩急のおかげなのか、物語を締める最後の語りかけが妙に心に染み渡る。全8話の中で特によかったのがネギの回。母親(MEGUMI)がネギが中途半端に残ってしまうという何でもない会話から、父親(吉田鋼太郎)は急遽家族会議招集をかける。

ちなみにこの会議招集、その場にいない人間はオンラインで参加するのが定例となっており、その際の着信音が吉田鋼太郎の軽快な声で「伊藤家リモート会議が召集されました♪奮ってご参加くださいませ♪」というコール。これがまた良い。一昔前だったら着うたとしてダウンロードしていただろう。

話を戻して、3人の娘に父親である吉田鋼太郎は以下の様に熱く訴えかける。

ネギをちょうど使い切るなんてことはできないんだ。
我々は消費するだけではない。
できれば 仕事でも人生でも様々な材料や知識や経験を使って、より良い何かを生み出そうとしている。だが限られた時間のせいで、その材料をどうしても全て使い切れない。生かしきれない。
人生には限りがある。だから必ず生かしきれなかったものが残ってしまう。それでいいんだ。
ぴったり収支が合うなんてことはないんだ。
ぴったりにとらわれるな。
もっと大切なことがある。
もがけ!!
きちんと悩め!!
人生には必ず終わりがくる。
誰にとっても必ず途中で終わりがくる。
だから、やり残したことを後悔しても始まらないんだよ。
ぴったりが何だ!
ある時点で、ぴったりだったとしても明日からどうする?
やり残しを恐れずに前向きに生きろ!
前向きに倒れろ!
やり残してこその人生だ!
娘たちよ!やり残しのある人生こそ素晴らしい人生だ!!

 

「おいハンサム!!」第4話より引用

悔いなく生きろみたいな名言やら格言はよく聞くが、今回のようなやり残すことを肯定するようなことは初めて聞いた気がする。そんな立派な人生を生きてきていない自分からすれば、悔いのない人生こそが至高みたいな風潮のところに風穴を開けられたようで作中の佐久間由衣と同じように感動してしまった。

吉田鋼太郎!!最高だぜ!!!!

 

最後に

個人的に不作だった今クールのドラマ陣の中で大きなヒットとなった「おいハンサム!!」。吉田鋼太郎だけでなくて周りを囲む各キャストも名バイプレイヤーがいて、とても面白かった。家族周りだけでなく、長女の元彼役の浜野謙太もめちゃくちゃよかった。

最初から最後まで安定して面白かったので是非おすすめしたい作品。

見たら皆一同に行ってしまうだろう。

ハンサムでなに言ってんの。と。

 

以上!!!!