山羊と狐と海岸で

主に雑記、サッカー(jリーグ、マリノス、代表)、音楽、テレビ、旅行などその他趣味に関してです。

第10節 vsヴィッセル神戸(H)備忘録

誰も想像つかなかったスターティングメンバー

試合感覚が短すぎてブログの更新が追いつかない。暇で定評のある自分だが、流石にこのペースで試合をされるとなかなか備忘録を残すのもしんどくなってしまう。ブログ書くだけでこんなやいやい言っているのだからマリノスのチーム関係者はもっと大変だ。

先日の柏戦から中2日、ホームの日産スタジアムで迎え撃つのは昨年3位のヴィッセル神戸。今ひとつ調子のでない神戸だが、神戸からすれば、今こそマリノスを叩く絶好のチャンスだろう。なぜならば先日の柏戦で守備の要の畠中と岩田の退場による出場停止。日本代表の渡辺浩太や絶対的な司令塔のマルコス・ジュニオールも不在。今節マリノスとしてはどのような布陣になるかは注目されていた。

センターバック(CB)はエドゥアルドの連戦なのか、實藤や角田を起用するのか。SBもどうするのか。マルコスの代わりは吉尾なのかなど色々議論がなされていたが、そんな議論は何の意味もなかった。

今節のスタメンは公式Twitterから引用。

驚かせたのは攻撃陣のトップ下での西村と宮市もそうだが、なんと言っても驚いたのはアカデミー育ちの1年目、18歳の山根陸選手だ。山根選手のポジションは分かりやすくいえば守備的な中盤の位置、少しサッカー用語を聞いたことある人であればボランチと言われるポジションだ。そのポジションには5人の選手喜田岩田渡辺藤田山根)を抱えており、通常スタメンになるのは2人。2/5の席を取るのだが今シーズンの序列で言えば山根選手は5番手。言ってしまえば育成枠の意味合いが強く、今シーズンは出番はないのではないかなと思っていた。

しかし、サッカー選手に必要な要素として「運」は重要だ。運の要素はいろいろなものがあるが、今回は偶然が重なって、山根選手に出番が回ってきた。そしてマスカット監督のマネジメントもぴったり当てはまった結果だろう。

同ポジションの一番手 キャプテンの喜田拓也選手は柏戦にて負傷し欠場。2番手争いの岩田選手は柏戦にて退場により出場停止、渡辺浩太選手は川崎戦にて負傷し今節の欠場。そうなってくると残るは20歳の藤田譲瑠チマ選手と18歳の山根陸選手のみ。

山根選手だけでなく藤田選手もそうだが、序列が下の選手がその序列をひっくり返すには結果しかない。しかし通常はその結果を残すためのチャンスもないのが一般的だ。

そんな中訪れた、今後のサッカー人生を変えるかもしれない絶好の機会を手にし、結果として山根選手はその機会を結果として残すことができたかもしれない。

 

変わらないマリノスと末恐ろしい18歳

言ってしまえば今節、ほぼ2軍に等しいマリノス。Twitterやネットでは「引き分けなら御の字」だし、負けても仕方がない。どちらにせよ、今節のメンバーがどこまでできるかに焦点があった。

結果からいうと2−0での勝利。しかもこの結果で見る以上にぎりぎりの試合で、GKの高丘選手の大車輪の活躍がなければ、負けていても何も不思議ではなかった。それくらい紙一重の試合だった。

勝利を呼び込んだ得点者は新加入の西村拓真選手。1点目はCKから、2点目は後半アディショナルタイムにヘロヘロで足が攣りながらもゴール右隅に決めた素晴らしいシュートだった。そしてこの日の西村選手の走行距離は13.5km。サッカー選手の90分の1試合あたりの平均走行距離は10kmから12kmと言われており、12km走っていると「めちゃくちゃ動いてるじゃん!」のレベルで13kmの領域になると、「これ次節に疲れの影響あるんじゃないか?」と称賛よりも困惑が上回るレベル。

走行距離は今季リーグトップとなる驚異の13.5km マルコス不在を埋めた走り屋・西村拓真(theWORLD(ザ・ワールドWeb)) - Yahoo!ニュース

そして何よりも素晴らしかったのが今回のスタメンが飛車角落ちで、相手が去年3位のヴィッセルであっても、試合を支配しようするマリノスのサッカーを展開したところだ。もちろんどことなく噛み合わなかったりするところもあるが、トライアンドエラーを行なってチーム全体でマリノスの戦い方を共有すること、それを実践で行えたことは何よりもこの長いシーズンで生きてきそうだった。

そして最後に18歳山根選手についても。

この試合、他にも初スタメンだった宮市選手や小池選手など、皆素晴らしいパフォーマンスを見してくれたが、やはり一番のサプライズは山根選手だった。

中盤の底でボールを捌き、攻撃時のビルドアップ(攻撃の組み立て)では一列後ろの最終ディフェンスランに降りることでチームの潤滑油的な存在だった。守備面でも積極的な姿勢を示せていて、マリノスの未来を見た気分だった。

しかも初スタメンでフル出場。流石に最後の方は足を攣りそうにもなっており、この試合感覚はこれからなのだろう。この未来輝かしい18歳の幸運なのは監督がマスカットなのも1つあるかもしれない。チームマネジメント能力が高いマスカット監督の元であれば、酷使されずに身の丈にあった起用法を提示してくれるだろう。それは仲川輝人選手の無理をさせない起用方法を見れば一目瞭然。そして何よりもこの試合で山根選手が見せた高パフォーマンスの賜物だ。

今のマリノスのバンディエラは喜田拓也選手の跡を継ぐ候補の1人が早くも見つかった。今シーズンの喜田選手も傑出なパフォーマンスを見せており、牙城を崩すのは一筋縄ではいかないだろうが、少しでも多くの出場機会を得て成長してサポーターを沸かしてくだされば幸いです。

最後に

感動すらも覚えた今回の神戸戦。ただ過酷の過密日程はまだ続き、また中3日でホームでの清水エスパルス戦だ。欠場選手もあと3日で治ることは考えづらいので、清水戦も「続・総力戦」になる予定だ。

そして、このブログも過密日程に追い込まれており、サッカー以外のネタも書きたいのに書けない状態になってしまっている。ただマリノスと一緒で次の清水戦を乗り越えれば、大分余裕が生まれそうだ。あとちょっと、もう少し。頑張ろう。

 

以上!!!!!